腹膜透析

腹膜透析とは

自宅でできる腹膜透析をご存知ですか?

お腹の中に透析液を一定時間入れておくと血液中の余分な水分や老廃物が腹膜を介して透析液に移行します。その透析液を一日数回交換して、血液をきれいにする方法が腹膜透析です。

自宅でできる腹膜透析をご存知ですか?


ライフサイクルにあわせた透析療法

  • 腎不全の治療は生涯のライフサイクルに合わせて、いろいろ選択や変更することが可能です。
    これを包括的腎代替療法といいます。
  • 腹膜透析から導入することをPDファースト、腹膜透析と血液透析を併用することを血液透析(HD)併用療法といいます。

ライフサイクルにあわせた透析療法

PDファースト

透析療法には血液透析(HD)と腹膜透析(PD)がありますが、最初にPDから始めることをPDファーストといいます。腹膜透析のメリットは血液透析に比べると長期間尿が出る事です。
そこで最初に腹膜透析からはじめ、できるだけ尿量を保ちます。個人差はありますが、PDは透析導入後も残っている腎機能をより長く保つことができるので、尿が出なくなる時期を遅らせることができます。

  • 腎臓の機能が残っている間は、食事管理も比較的緩やかです。
  • 腹膜透析は毎日緩やかに透析を行う体に優しい治療です。皆さん腹膜透析から始めてみませんか!
  • 体に優しい方法なので、高齢者の方にも適しています。

HD併用療法

尿量が減ってきたら、シャントを作成して週に1回血液透析を行います。
1週間のうち、5日は腹膜透析をして、1日は血液透析を、あと1日は透析をお休みします。

HD併用療法


腹膜透析(PD)と血液透析(HD)の比較


腹膜透析(PD) 血液透析(HD)
透析場所 自宅、会社など清潔な場所ならどこでも可能 透析施設(病院、クリニック)
通院回数 月1〜2回 月9〜13回(週2〜3回)
社会復帰 自分自身でできる、生活リズムに合わせて透析できる 週2〜3回、1回4〜5時間の透析中は拘束される
体調の変動
ほぼ毎日体調は安定

透析前後の体調の差がある
透析による
自覚症状
腹部膨満感があることがある 頭痛、嘔吐、血圧下降、疲労感があることがある
水分
食塩
カリウム
リン
カロリー
制限あり
制限あり
ほとんど制限なし
制限あり
制限あり
制限あり
制限あり
制限あり
制限あり
軽い制限
旅行 薬剤と器材があれば、どこでも旅行が可能。旅行中、バッグ交換時間以外、拘束はない 事前に旅行先の透析施設の予約をとる、旅行中、透析をする時間は拘束される
透析中の
イメージ
自分自身でできる、生活のリズムに合わせて透析できる
透析中のイメージPD
週2〜3回、1回4〜5時間の透析中は拘束される
透析中のイメージHD

HD併用療法

腹膜は生体なので長く腹膜を使って透析を続けると傷んできます。腹膜透析(PD)の継続期間は5年から8年 といわれています。その際には腹膜透析(PD)から血液透析(HD)、または腎移植へ移行を勧めています。


治療パターン

いろいろな治療パターン

  • それぞれの透析をする時間帯や回数が異なります。
  • 主治医と相談しながら自分の生活スタイルに合った方法を選択できます。

CAPDの場合 【 C:Continuous(連続) A:ambulatory(携行) P:Peritoneal(腹膜) D:Dialysis(透析) 】
日中数回透析液を交換して治療します。交換は、日常生活の中で、自宅や職場、学校などで行うことができます。

APDの場合 【 A:Automated(自動) P:Peritoneal(腹膜) D:Dialysis(透析) 】
日中の自由時間を多く確保するために開発された方法で、サイクラ−(自動腹膜環流装置)とよばれる機械を使い、自宅で就寝中、自動的に透析を行う方法です。 昼間はこれまでと同じように過ごせます。仕事も普段通りできます。

CCPDの場合 【 C:Continuous(連続) C:Cyclic(循環式) P:Peritoneal(腹膜) D:Dialysis(透析) 】
APDとCAPDを組み合わせた方法で、残腎機能が保てなくなり夜間の治療法(APD)だけでは透析量が足りない場合に行う治療法です。



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