Q&A

透析患者です。歩くとふくらはぎあたりがよく痛みます。

歩く時にふくらはぎが痛み、休むと痛みが取れるといった症状は間欠性跛行が考えられます。間欠性跛行があると、足の血管が動脈硬化を起こしている可能性があります。足の動脈硬化が進むとさまざまなトラブルが起こってきます。血管を拡げる処置もできるので、早めに医師へ相談しましょう。

足がいつも冷たく、
特に冬場になると指先が紫色になってしまいます。

足が冷たい、肌の色が悪く紫がかっている、というのは血流障害を起こしているのが原因です。外傷が起こったところに血流障害が悪化すると壊疽を起こします。血流障害を予防するには、人工炭酸泉浴治療があります。高濃度の炭酸を入れたぬるま湯に足をつけることで皮膚の酸素分圧が上がり、血流がよくなります。特に小さい傷には効果的な治療法です。当院では人工炭酸泉浴治療を採用しておりますので、当外来にご相談ください。

親指の付け根に、たこができます。
今まで何回も削りましたが、すぐにできてしまいます。何か対策は?

「たこ」や「うおのめ」は、皮膚に持続した刺激や摩擦が加わることによってできます。足の形に合わない窮屈な靴、サンダル、ハイヒールなどを長時間履いているとできやすくなります。また、足の変形があったり、歩き方に癖があったり、長時間立ち仕事を続けたりといったことも原因となりますので、自分に合った靴を履くことをお勧めします。

自分でできるフットケアの方法を教えてください。

まず指の間も含めて、足をきちんと洗いましょう。透析患者さまは汗腺機能低下により足が乾燥しやすいので、足の裏がかさかさしていたら、保湿クリーム(ワセリン、ウレパール、ヒルドイドなど)を塗ってください。また、足の血流が悪かったり神経障害を患っているなら、足をできるだけ保護してあげましょう。
靴選びも大切です。当院では治療靴も処方しておりますので、フットケア外来にご相談ください。