在宅血液透析(HHD)
在宅血液透析の受け入れについて
医療法人仁真会 白鷺病院では2014年11月より、在宅血液透析の受け入れを開始しました。
患者さんのご希望があり、下記のような適応基準にあえば実施可能です。
お問い合わせは電話もしくはE-mailにて「在宅血液透析について」とお伝えください。
担当者から回答いたします。
- 電話番号:06-6714-1661(代表) 平日 9時~16時
- E-mail:kidney@shirasagi-hp.or.jp
医療法人 仁真会 2014年11月1日
在宅血液透析とは
在宅血液透析とは医療機関の管理のもと、ご自宅に透析装置を設置して患者様ご自身の管理で行う透析療法です。
施設透析とは違い、ご自身のライフスタイルに応じた透析治療が可能ですが、準備・開始(自己穿刺等)から終了・片付けに至る一切の作業をご自身で行っていただくことになります。そのために事前準備として、必要な知識と技術習得の訓練を医療機関(白鷺病院)で受けていただく必要があります。また原則介助者を必要とします。
在宅血液透析の特徴としては、施設透析とは違い、ご自身で自由な透析スケジュールの設定ができるので、お仕事やご家族との大切な時間を持ちつつ、生命予後が良いとされる長時間透析や連日透析を行うことが可能なことです。一方で医師や医療スタッフが付き添うことができないため、在宅血液透析に関する一切の作業や体調管理について、ご自身で管理・責任を負っていただくことになります。
在宅血液透析のメリットとは
在宅血液透析は施設に比べ、透析の種類がライフスタイルに合わせた透析スケジュールを組むことが出来ます。
頻回透析
週5回以上の透析を行う方法
隔日透析
一日おきのサイクルで透析を行う方法
長時間透析
週3回、1回6時間以上を基本とした、週18時間以上の透析を行う方法
オーバーナイト透析
夜間の睡眠時間を利用し、7から8時間以上の透析を行う方法
在宅血液透析の適応基準
- ご本人の強い希望がある
- 介助者の同意と、その他の家族も協力的であること
- ご本人、介助者ともに教育訓練を受けることができ、その内容を習得できること
- 安定した維持透析ができていて、在宅血液透析の支障となるような合併症がないこと
- 緊急連絡を取るための手段があること
- ご自宅が透析装置設置の条件※を満たし、透析装置と必要物品の在庫保管場所が確保できること
- 電気・水道代等の経費負担ができること
- 透析施設の職員が訪問できる範囲にご自宅があること(病院より1時間程度)
- 最低月1回は受診できること
※建物の条件
- 上下水道が整備されていて水道水圧力(井戸水、地下水不可)2kPa確保できる
- 単独電源20Aが必要
- 透析装置やRO装置設置場所として1畳程度のスペースに加え、約1か月分の必要物品保管スペースとして押入れ半分程度必要