検査技術科
臨床検査科の検体検査は、院内の外来・病棟の迅速検査、委託による検体検査、微生物、病理検査に携わっています。検査の質(精度管理)、迅速報告、機器管理を重点課題として取り組んでいます。また生理検査では、定期生理検査、超音波検査(腹部・心臓・副甲状腺・血管)、PAD(末梢動脈疾患)検査、睡眠時無呼吸症候群の検査などを行っています。特に血管超音波検査では、多数の症例を経験した技師が、透析患者様の大切なシャントの維持に貢献しています。
検査項目
検体検査(臨床検査室)
- 生化学検査
- 血液学検査
- 尿一般検査
- 輸血検査
- 血液ガス分析
- 微生物(細菌)検査
- 病理学的検査
- 泌尿器科尿検査
生理検査(心電図室、生理検査室、超音波検査室)
1.心電図検査
2.超音波検査(腹部・心臓・頸部・血管)
3.PAD(末梢動脈疾患)検査
脈波伝播速度(PWV/ABI・TBI)
皮膚再灌流圧測定(SRPP)
下肢動脈超音波
4.睡眠時無呼吸症候群検査
終夜酸素飽和度
終夜睡眠ポリグラフィー
5.神経伝導速度
6.肺機能検査
7.聴力検査
維持透析患者さまのための諸検査
- 定期検査として、血液検査、心電図、腹部超音波、心超音波などを実施しています。必要に応じて、副甲状腺超音波、PAD関連検査(ABI、TBI)などを施行します。また至適透析のための指標として、標準化透析量(Kt/V)・蛋白異化率(PCR)・時間平均BUN(TAC BUN)などを年4回実施しています。
- シャントトラブルへの対応として、シャント機能評価(血流量、狭窄閉塞の有無、血管の走行、血栓の有無、石灰化、感染の検索など)を血管超音波検査(*血管アクセスセンターの内容参照)を行います。この検査は穿刺する必要がないため、非透析日に行うことも可能です。
- 血液検査、心電図については、各施設で実施しています。それ以外の検査につきましては、白鷺病院にて実施します(予約制)。