部門紹介

外来・手術室部門

一般外来:内科・外科・泌尿器科

専門外来:腎疾患専門外来・糖尿病外来

透析患者様専用外来:認知症外来・アクセス外来・フットケア外来・整形外科・皮膚科

コミュニケーションを大切に、円滑なチーム医療を目指して

外来・手術室部門は、当院を紹介受診される患者さまや保存期腎不全で通院される患者さまだけでなく、透析療法で長期通院の患者さまの合併症に対するフォローも行っています。

患者様やご家族の方が、限られた時間のなかで、診察や、検査、手術が安心して受けられるよう、患者様の立場にたって思いやる心のこもった看護の提供を心がけています。

また、医師をはじめ、検査技師、レントゲン技師、薬剤師、ソーシャルワーカーと連携をとりながら時にはカンファレンスを行い、患者様に最良の治療を受けていただけるよう努めています。

検査や手術などの説明はパンフレットやリーフレット、説明用紙を用いて、わかりやすいように工夫しています。

また、糖尿病教室・腎臓病教室といった集団指導、看護相談、外来診察後の個別指導も行っています。

当院の外来は、内科、外科、泌尿器科といった一般外来があります。

当院へ通院される患者さまは、透析を受けられている方、CKD(慢性腎臓病)、DM(糖尿病)の方が多く、そのため、専門外来として腎疾患専門外来・糖尿病外来があります。

腎疾患専門外来では、腎臓の機能をできる限り保ち、透析導入を遅らせること、また透析導入になっても安心して透析生活が送れる準備を整えることを目標としています。

医師による診察、指導に加え、看護師、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカー等のチームでサポートしています。

また、透析に通院されている患者様の合併症のフォローとしては、認知症外来・アクセス外来・フットケア外来・整形外科外来・皮膚科外来があります。

■ 一般外来/内科・外科・泌尿器科
■ 専門外来/血管アクセスセンター・腎疾患専門外来・糖尿病外来・整形外科・皮膚科

 

病棟部門

患者さまの心と体に配慮して、じっくりと耳を傾ける

病棟では、慢性腎不全で透析療法を受ける方や血液透析・腹膜透析の導入、透析患者さま特有の合併症の治療の対応を、また泌尿器科疾患での入院・手術にも対応しています。

高齢者の方も多く、身の回りのお世話を通してのふれあいに、看護の意義と喜びを感じています。患者さまの多くは、慢性腎不全や糖尿病の方で、長期の自己管理を必要とされるため、患者さまだけでなくご家族とのコミュニケーションも大切にしています。

看護目標

患者さまのニーズに合わせた看護ケアの提供

安全な治療・療養環境の確保

看護体制

  • 急性期一般入院料6(10対1)
  • 障害者施設等入院基本料(10対1)
  • 急性期看護補助体制加算(25対1)
  • 夜間急性期看護補助体制加算(50対1)
  • 夜間看護体制加算

病棟の特徴

3階・4階病棟(一般急性期病棟)

腎臓機能障害のある患者の看護、日常生活指導・教育を行い、腎疾患外来と連携し血液透析・腹膜透析導入に向けての指導に取り組んでいます。透析導入後は医師・看護師・MSW・管理栄養士・理学療法士など多職種と連携をとりながら、退院後の生活がスムーズに行えるように支援しています。また泌尿器科疾患で入院される患者様の手術後看護も行っています。

私達は入院された患者さんに専門性の高い看護が提供できるように日々努力しています。新人看護師から経験年数豊かなベテランまで、また小さい子供さんの子育て中の看護師もいます。スタッフみんなで助け合いながら楽しく仕事をしています。

 

<一日の流れ>

7:00 起床

   ・モーニングケア

7:45 朝食

8:45 申し送り

   

   ・検温
   ・点滴
   ・PD交換(腹膜透析患者さまのバック交換や出口部の処置など)
   ・患者ケア(医師の指示による処置や自己管理のための教育、看護師による機能訓練など)
   ・保清(臥床の方には、特殊浴室でのシャワー入浴も行います)
   ・入院受け入れ(泌尿器科尿路結石治療や透析導入、透析合併症による入院が多くなっています)
   ・手術対応

11:45 昼食

 

   ・入院患者さまの血液透析は、血液透析室で昼食後午後の時間帯に行います。
   ・透析室へ患者搬送
   ・カンファレンス
   ・患者ケア
   ・PD交換
   ・入院受け入れ
   ・手術対応 透析患者さんの血管アクセス治療では人工血管手術の入院治療が多くなっています。

18:00 夕食

   ・イブニングケア
   ・PD交換

21:00 消灯

 

5階(障害者病棟)

当法人に通院透析療法を行っている患者さまの中で通院や介護が困難となった患者さまを対象に、透析患者さま特有の合併症などの治療も行いながら、ADL(日常生活動作)の維持とQOL(生活の質)の向上を目標としています。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、MSW、管理栄養士など多職種と連携し、在宅復帰や施設入所への支援を行っています。また患者さまやご家族さまが安心して在宅復帰ができるようサポートしています。

患者様の日々の生活の看護・介護は、看護師・看護助手で協力して行っています。入院生活が安全かつ快適に過ごせるよう、患者ケアや院内デイケアを通しての患者さまに寄り添う看護を心掛けています。院内デイケアでは、夏祭りやクリスマス会など季節行事なども行い、単調な入院生活が少しでも楽しくなればと、家庭での生活に近づけるよう努力しています。

<一日の流れ>

7:00  起床

    ・モーニングケア

7:45  朝食

    ・食事介助

8:45  申し送り

   ・検温
   ・患者ケア
   ・保清
   ・特浴
   ・院内デイケア(患者さんの座位保持を促すために、音楽鑑賞など行います)

11:30 口腔機能訓練

 

   ・昼食前に、口腔機能のための首や舌の体操を取り入れています。

11:45 昼食

 

   ・食事介助
    できる限り、食堂に集まって食事をできるようにしています。
   ・入院患者さまの血液透析は、血液透析室で昼食後午後の時間帯に行います。
   ・透析室へ患者搬送
   ・カンファレンス(機能訓練の状況や退院に向けてのカンファレンスを行っています)
   ・院内デイケア おたっしゃ運動 レクリエーション
    おたっしゃ運動は健康運動指導士が主体的に行い、看護師・看護助手も一緒に行っています。

 

18:00 夕食

   ・イブニングケア
   ・PD交換

21:00 消灯

看護助手

看護助手は、医療・看護の現場で、主に看護師業務のサポートを行い、資格などは必要ありません。医療行為は行わないけれど、看護チーム・医療チームの一員として大切な存在であるとともに、患者さんにとっては一番身近で、回復を支えてくれる存在でもあります。

主な業務は、患者さんの療養環境を整えること、患者さんの日常生活を援助すること、診療や処置が円滑に行われるための補助などです。

透析部門

患者さまの気持ちに添った、きめ細やかな看護サービスを

 

慢性腎不全のため透析療法に導入される患者さまは年々増加しています。
血液透析は週3回・4~5時間の治療を一生涯続けます。
このような特徴から、透析室は患者さまにとって治療の場であるのと同時に、日常生活のひとコマであるとも言えます。 透析室の看護師は、透析を安全に施行するだけでなく、患者さまとの日常的な触れ合いを通して、不安・ストレスを和らげ、きめ細やかに透析生活を支援する役割が求められます。
私たちは患者さまにとって、もっとも身近なサポーターでありたいと願っています。

 

血液透析部門

 仁真会血液透析部門として、5施設では共通の看護基準・手順で連携をし、患者さまへの看護のレベルアップを目指し全施設で共有しています。

透析療法は合併症の予防が重要であり、看護の主な活動として、患者さまへのセルフケア支援とともに以下のことを行っています。

  • 下肢末梢動脈疾患重症化予防

    透析患者さんのPAD(末梢動脈疾患)予防を目的に、フットチェックやPWV検査(脈波伝播速度)等定期的にチェックし動脈疾患の早期発見と予防に努めています。

  • 透析運動療法

    透析患者の運動機能や体力の低下を予防するために、透析中に行う運動療法や透析前に集団でおこなう体操など推進しています。

  • 栄養管理

    特に、高齢の方は栄養不足になりがちです。外来透析部門のNST活動では、低栄養の患者さまに対する栄養状態改善アプローチを検討しています。

■ 一般外来/内科・外科・泌尿器科 
■ 専門外来/血管アクセスセンター・腎疾患専門外来・糖尿病外来・フットケア外来・眼科・整形外科・皮膚科

血液透析(HD)のながれ

透析準備
透析技術から看護まで先輩スタッフがわかりやすく指導します。

 

 

 

透析開始<穿刺>
患者さまにとっては生活の一部…
透析時間を、安全で安らいだものに。

患者教育・指導
普段の様子をお聞きしながら個別にアドバイス。

主治医も参加してケースカンファレンス
患者さまを生活者としてとらえた計画を考えます。

 

 

透析終了

 

 

腹膜透析部門

専任ナースとして、患者さんの慢性腎臓病(CKD)保存期の療法選択支援から、腹膜透析導入~維持透析管理に関わっています。

保存期では、腎疾患専門外来で療法選択として腹膜透析の詳細な説明も行っています。腹膜透析導入時には、病棟での腹膜透析教育指導に関わり、維持透析では、訪問看護や腹膜透析特有の合併症での患者さまの入院対応も行い、患者さまが安心して療養生活を送ることが出来るようしています。

腹膜透析とは